ダイビングに興味はあるものの、船酔いが心配でなかなか踏み出せないという声はとても多く聞きます。
実際に体験ダイビングや講習に参加したあと、海の中よりも船の時間が一番つらかったと感じる人も少なくありません。
なぜダイビングでは船酔いが起きやすいのでしょうか。
それは体質だけの問題ではなく、初心者ほど重なりやすい条件がいくつもあるためです。
この記事では、ダイビング中に船酔いが起きやすくなる理由を整理し、不安の正体をはっきりさせていきます。
ダイビングで船酔いしやすくなる理由
ダイビング中の船酔いは、単純に船が揺れるから起きるわけではありません。
いくつかの要因が同時に重なることで、酔いやすい状態が作られます。
船の揺れが不規則になりやすい
ダイビングボートは、移動中に波を斜めから受けることが多くなります。
上下だけでなく左右の揺れが混ざるため、体のバランス感覚が乱れやすくなります。
特に出港直後は体が揺れに慣れていないため、この時間帯に気分が悪くなる人が多くなります。
視線が固定されやすい環境になる
船酔いは、目で見ている情報と体が感じる揺れのズレによって起こります。
ダイビング前は器材の準備や説明を聞く時間が長くなり、自然と足元や手元ばかりを見る状態になりがちです。
その結果、三半規管との情報のズレが大きくなり、酔いやすくなります。
緊張や不安が自律神経に影響する
初めてのダイビングでは、楽しみと同時に不安や緊張も強くなります。
ちゃんと潜れるだろうか
息は苦しくならないだろうか
こうした気持ちは無意識のうちに自律神経を乱し、船酔いを起こしやすい状態を作ります。
空腹や食べ過ぎも影響しやすい
船酔いが心配で食事を抜いてしまったり、逆に安心のために食べ過ぎてしまうこともあります。
どちらの場合も胃の働きが不安定になり、結果として気分が悪くなりやすくなります。
船酔いは体質だけの問題ではない
自分は三半規管が弱いから仕方ないと思ってしまう人は多いですが、実際には体質だけが原因であることは少数です。
環境
緊張
視線
呼吸
準備の流れ
こうした要素が重なって起きているケースがほとんどです。
原因を知るだけでも、気持ちが楽になる人は少なくありません。
船酔いを経験してもダイビングに向いていないわけではない
船酔いをした経験があると、自分はダイビングに向いていないのではと感じてしまうことがあります。
しかし実際には、多くのダイバーが最初の頃に一度は船酔いを経験しています。
慣れや準備を重ねることで、ほとんど気にならなくなる人も多くいます。
まとめ
ダイビングで船酔いが起きやすいかどうかは、体質だけで決まるものではありません。
海況やボートの揺れ方、当日の体調や緊張状態など、いくつもの要素が重なって影響します。
特に初心者のうちは、経験が少ないぶん不安や緊張が強くなりやすく、それが酔いやすさにつながることもあります。
これは珍しいことではなく、多くの人が一度は通る段階です。
大切なのは、船酔いを我慢することではなく、起きやすい状況を事前に理解しておくことです。
理由がわかっていれば、必要以上に構えることもなくなり、落ち着いてダイビングに向き合えるようになります。
次に大切なのは、実際にどんな対策をすれば船酔いを防ぎやすくなるのかという点です。
体調管理や行動の工夫によって、船酔いのリスクは十分に下げることができます。
不安を減らし、安心して海を楽しむためにも、事前にできる準備を少しずつ整えていきましょう
